プログラム・講演紹介

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6月8日(月)6月9日(火)6月10日(水)
午前開会式
基調講演(同時通訳予定)
パラレルセッション
(法定・科学・応用計量)
全体講演
(同時通訳予定)
閉会式
午後パラレルセッション
(法定・科学・応用計量)
ポスターセッション
全体講演
(同時通訳予定)
ポスターセッション
テクニカルツアー
午後ウェルカムレセプションガラディナー

基調講演

国際連合大学学長
国際連合事務次長 

チリツィ・マルワラ 氏 

概要

チリツィ・マルワラ教授は2023年3月1日に国際連合大学の第7代目学長に就任いたしました。任期中は国際連合事務次長の役職に就きます。ケンブリッジ大学(イギリス)でAIと工学の分野で博士号を取得し、1997年にプレトリア大(南アフリカ)で機械工学の修士号を取得、1995年にケース・ウェスタン・リザーブ大学(アメリカ)で機械工学の理学士号を取得しました。また、コロンビア・ビジネススクールのアドバンスド・マネジメント・プログラム(AMP)や、ハーバード・ビジネススクールのリーダーシップ開発プログラムを修了しています。

これまでにヨハネスブルグ大学(南アフリカ)の副学長兼第一校長を務め、  研究力強化、デジタル・トランスフォーメーション、学生支援の分野で重要な改革を主導しました。人工知能や技術ガバナンス、その社会的影響に関する国際的な議論にも大きく貢献しています。

マルワラ教授は30冊の著書を有し、5件の特許を共同保有しています。また、世界科学アカデミー(TWAS)およびアメリカ芸術科学アカデミーなどの主要学術機関のフェローであり、2023年8月以降、国連事務総長科学諮問委員会の委員を務めています。

全体講演

「OIML:Enabling Innovation for a Sustainable Future

 OIMLが実現する持続可能な未来のためのイノベーション」

CIML President

Vice-Director of the Federal Institute of Metrology METAS

Dr. Bobjoseph Mathew 

概要

The International Organization of Legal Metrology (OIML) plays a pivotal role in fostering innovation while ensuring global measurement standards that support sustainable development. As industries transition toward greener technologies and digital ecosystems, accurate and reliable measurements become essential for energy efficiency, resource optimization, and environmental protection. This presentation explores how OIML enables innovation through harmonized standards, digital transformation, and collaborative frameworks that address emerging technologies such as smart sensors, renewable energy systems, and data-driven metrology. By aligning legal metrology with sustainability goals, OIML not only strengthens trust in measurements but also accelerates progress toward a resilient, inclusive, and environmentally responsible future.

国際法定計量機関(OIML)は、持続可能な開発を支える世界的な計量標準を確保しつつ、イノベーションを促進する重要な役割を担っています。 本発表では、スマートセンサー、再生可能エネルギーシステム、データ駆動型の計量といった新しい技術に対応する統一された基準、デジタルトランスフォーメーション、協働的な枠組みを通じて、OIMLがどのようにイノベーションを可能にするかを探ります。

全体講演

「重力定数Gは宇宙を形作る―基礎物理定数の測定の歴史
The Gravitational Constant G Shapes the Cosmos – The History of Measuring a Fundamental Physical Constant」

青山学院大学・神奈川大学・国際基督教大学・山形大学 非常勤講師/立教大学 兼任講師/サイエンスライター
小谷 太郎 氏 

概要

重力定数 G=6.67430(15)×10-11 N m2/kg2。これは宇宙を今あるような姿に形作っている基礎物理定数の一つである。この値が異なるならば、宇宙の様相は一変し、天体や生命が存在していたかどうかも定かではない。Gはなぜこのような値なのか? 重力はなぜ電磁気力などに比べて数十桁も弱いのか? これは現代物理学の未解決問題である。18世紀末の重力測定実験に始まる、Gの探求の歴史について概観する。

全体講演

「サーキュラー・エコノミーが示す今後のものづくりの方向性
Future Directions of Manufacturing Shaped by the Circular Economy」

東京大学大学院 工学系研究科 人工物工学研究センター
教授 梅田 靖 氏

概要

近年注目を浴びているサーキュラー・エコノミー(CE)は、再生資源を前提とした生産と、物量によらない価値提供の2つが柱になっている。これは、持続可能でない大量生産・大量消費社会から脱却した新しいものづくりの在り方へ移行するための有力な起爆剤と見るべきである。本講演では、以上の考え方を、CEの概要、循環プロバイダーを中心とした企業のエコシステム、製品ライフサイクル設計、ビジネスモデル、デジタル化などをキーワードに解説する。

全体講演

「Extreme Measurements and Gravitational Wave Astronomy
(極限計測と重力波天文学)」

東京大学 宇宙線研究所 卓越教授 梶田 隆章 氏
2015年ノーベル物理学賞 受賞

概要

アインシュタインによる重力波の予言から1世紀経て、重力波が観測され、そのデータを元に宇宙の謎を探る時代になった。重力波を観測するためには極微の空間の延び縮みを測定する必要があるが、このような観測が可能になったのは、この間の技術の発展によるところが大きい。本講演では、重力波観測を可能にする計測技術などを紹介し、現在我々が進めているKAGRAプロジェクトを紹介し、重力波天文学が解き明かそうとする宇宙の謎を話したい。

全体講演

「九州での計量士活動の現状および課題」

清原計量士事務所
計量士 清原 一樹 氏

概要

日本の南西部に位置する九州は7県+沖縄県を含めた地域です。
その九州で活動する計量士の一人として、大小様々ある企業や個人商店等の「定期検査に代わる計量士による検査(通称:代検査)」の現状および当該業務における苦労や問題点、さらに所属する(一社)福岡県計量協会での業務内容を紹介いたします。
また、九州の計量士同士の連携や協力を円滑化するために発足した(一社)九州計量士会での活動や運営状況等を事例を交えて報告いたします。

全体講演

「Digital Transformation Attempts in OIML CS
 ― Remote Test of OIML R76
OIML証明書制度におけるデジタルトランスフォーメーションの取組

 ―OIML R76の遠隔試験」

Researcher, National Institute of Metrology, China
Ms. Cai Changqing

概要

The OIML Test Laboratory of the National Institute of Metrology, China (NIM), in close collaboration with weighing instrument manufacturer METTLER TOLEDO, has proactively explored an innovative testing approach and developed the forward-looking OIML R76 Remote Testing System, which is based on the integration of robotic and network information technologies. This system comprises an OIML R76 automated testing device installed at the manufacturer’s testing site, which is equivalent to personnel from NIM conducting the OIML test on-site; therefore, it can also be called a Remote Test Laboratory (RTL). Furthermore, through the calibration traceability of test weights and real-time encrypted and reliable data transmission, the system meets the requirements of ISO/IEC 17025.
The RTL can be regarded as a balanced solution that leverages digital technology to ensure impartiality, enhance the efficiency of OIML certification, and shorten the product launch cycle. NIM and MT are currently jointly developing and researching this new type of RTL to promote the digital transformation of OIML-CS work.

中国計量科学研究院(NIM)のOIML試験所は、メトラー・トレド株式会社と共同で遠隔試験室(RTL)と呼ばれるOIML R76遠隔試験システムを開発しました。RTLにより、デジタル技術を活用して公平性を確保し、OIML証明書の効率を高め、製品投入サイクルを短縮することができると考えられています。

ビジョナリー・スピーカー

東京大学大学院情報学環 教授
生産技術研究所 教授/次世代育成オフィス室長
東京カレッジ 副カレッジ長
博士(工学)
大島 まり 氏

ものづくりのまち・北九州へようこそ!

「ものづくりのまち」として発展してきた北九州は、今では環境未来都市としても注目を集めています。受け継がれてきた技術と、未来へつながる挑戦。その魅力を、ぜひ現地で体感してください!
テクニカルツアーでは、以下のコースから1つを選んでいただきます。

北九州市エコタウンセンター

北九州市では、資源循環型社会の実現を目指すエコタウン事業を推進しています。北九州市エコタウンセンターでは、センター概要とエコタウン事業に参画しているリサイクル事業者の工場等を見学できます。

九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)

水素材料先端科学研究センターは、水素環境下で使用される様々な工業用材料・製品について、基礎から応用まで幅広く研究を行っている世界で唯一の一貫した水素集中研究拠点です。
本ツアーでは、水素に関連した研究で使用される様々な実験設備を見学し、研究者の方々から直接お話を伺います。

北九州学術研究都市+福岡 宗像 酒蔵 伊豆本店

北九州学術研究都市は、大学や研究機関、先進企業が集まった研究開発・産学連携拠点です。本ツアーでは、中小企業におけるロボット導入やIoT等による業務のDX化を推進する技術開発交流センターと、半導体の試作・検証を支援する共同研究開発センターを見学します。
また、福岡 宗像 酒造 伊豆本店では、日本酒の購入だけでなく、醸造蔵の見学、酒蔵の歴史や酒造りの道具の展示、酒まんじゅうをはじめとする土産品の購入等、多様な体験ができます。

シャボン玉石けん+北九州市立いのちのたび博物館

シャボン玉石けんでは、職人の手により作られる無添加の石鹸の製造工程、加工・包装・梱包ライン、倉庫を見学します。
北九州市立いのちのたび博物館では、多種多様な展示を通して「自然」と「文化」という2つの観点から歴史を学ぶことができます。

太宰府天満宮+九州国立博物館

本ツアーでは、学問・芸術文化の神「菅原道真」を祀る神社として1,100年以上にわたる歴史を持つ太宰府天満宮と、九州とアジアとの密接な関わりを中心に、旧石器時代から徳川後期までの日本文化の形成について学ぶことができる九州国立博物館を見学します。

㈱安川電機

※㈱安川電機につきましては、再編工事により工場の見学が難しくなったため、大変恐れ入りますが中止とさせていただきます。

トヨタ自動車九州㈱宮田工場

※トヨタ自動車九州㈱宮田工場につきましては、工場見学の休止により訪問が難しくなったため、大変恐れ入りますが中止とさせていただきます。