ICW International Conference of Weighing

Greeting

代表挨拶

第2回 International Conference of Weighing を2026年6月に北九州にて開催できることを、大変光栄に存じます。本会議は、計量業界のプレゼンス向上、グローバルネットワークの構築、そして情報交換を目的とすると同時に、世界が直面する課題に対して計量が果たすべき役割を議論し、未来を共に築くための重要な機会です。

今日、世界各国は労働人口の減少や産業基盤の弱体化という深刻な課題に直面しています。さらに計量分野の人材不足も大きな課題です。一方で、計量計測は、公正な取引、製造現場、さらには科学技術や新エネルギーの発展を支える社会インフラとして、これまで以上に重要性を増しています。

初回大会ICW2023（ハンブルク開催）では、25ヶ国からNMI（国家計量標準機関）や企業の専門家など230人が集まり、計量業界におけるデジタル化について活発な議論が行われ、ネットワークの構築にも成功しました。ICW2026ではこれをさらに発展させ、学生や若手研究者のポスターセッション、産業展示の拡大、東南アジアからの参加促進、公開講座などを通じて、より多様で開かれたカンファレンスを目指します。

テーマは「Innovative Weighing Solutions for a Sustainable World」。今回も、科学計量、応用計量、法定計量の三つの視点から、多様な知見を結集し、持続可能な未来を形づくる新しい計量の姿を議論します。

ICWは単なる情報交換の場ではありません。各国の意見、知恵、そしてビジョンを共有し、「未来を動かす」新しい協力の場として、今後も発展していくことを願っています。
どうか北九州の地で、皆さまの知見と情熱を分かち合い、国や地域を超えた協力を築き、信頼できる計量計測業界の構築と、持続可能な社会の発展に向けて、ご参加お願いいたします。

ICW2026国内実行委員会　委員長
田中　康之

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