(1)電子式血圧計
水銀式やアネロイド型の血圧計は、圧力を物理的・機械的なメカニズムだけで示すのに対して、電子式は電子回路の働きを利用して、誰が使っても正確に測定できます。 圧力センサー、信号の変換回路、表示部などからできていて、マイコンが搭載されています。 また、最高・最低血圧を自動的に測定するだけではなく脈拍値も表示するなど測定も容易で、広く家庭に普及しています。種類としては、上腕だけでなく指や手首で測るタイプのもの、メモリが付いたものやプリンタが付いているものもあります。
(2)水銀式血圧計
このタイプは腕帯に圧力がかかると、その力でガラス管の中の水銀が上へ押し上げられ、どれだけ上がったかで圧力の高さを測るようになっています。 血圧の単位mmHg(ミリメートル水銀)は、この高さの単位「ミリメートル(mm)」と水銀の記号「Hg」を組み合わせたものです。 水銀式の場合、聴診器でK音(コロトコフ音)を聴きながらガラス管の目盛を見て測定します。
(3)アネロイド型血圧計
これは、文字盤と針で圧力を示します。アネロイド型の場合、聴診器でK音を聴きながら文字盤の指針を見て測定します。
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