最近は生活が便利になり、日常生活の中で身体を動かす機会が減ってきています。ところが、食生活は豊かになり、エネルギー摂取量は相対的に過剰になる傾向があります。このような生活は、心臓病、糖尿病、高血圧などの生活習慣病や肥満のもとになります。
現在、日本人の成人の3人に2人は生活習慣病が原因で亡くなっているといわれております。生活習慣病はその名の如く“習慣病”であり、日常生活と深いかかわりあいがあります。栄養のかたより、不規則な食事、運動不足などの悪い生活習慣が積み重なって、病気を引き起こすのです。生活習慣病の芽は若いうちからの悪い生活環境によって育てられます。ですから、若いからと言って生活習慣病
と無関係とはいえないのです。
運動不足は、肥満を招いて生活習慣病への近道をつくり、さらには身体の各種機能の低下をもたらします。普段から積極的に運動するように心がけ、病気をよせつけない身体づくりをすることが大切です。
運動がもたらすこんな効果
- 心臓や肺の機能を高めて持久力を高め、循環系の病気を予防する。
- 血管を若々しく保ち、血圧を下げる。
- 筋肉中の毛細血管が増えるため、新陳代謝を活発にする。
- 身体の脂肪がよく“燃え”、肥満を防ぎ、引き締まった身体にする。
- ストレス、不眠、便秘などを解消する。
- 食欲が増し、消化吸収が高まる。
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