【測る前に条件を整えましょう】
熱いもの、冷たいものやアルコール類を飲んだ後、食事や入浴、運動後、外出か
ら帰宅後はすぐに検温せず、30分ほど待ってから測ります。
【測定の時間】
- ワキの下3〜5分、口中1〜3分で測定時の体温カーブはゆるやかになりますが、平衡温を知るためには、ワキの下で10分以上、口中で5分以上の測定が必要です。
【ワキの下での正しい測り方】
- 身体が冷えている場合は、ワキの下を閉じておきます。ワキの下に汗をかいている場合はよく拭き取っておきます。
- ワキの下の中央のくぼみに先端があたるように、体温計は下から差し込むようにします。正しくあてないと実際より低い値を示すことがあります。
- ワキの下が密閉されるようにしっかりと閉じ、ひじをワキに密着させます。このとき手のひらを上向きにするとワキがよくしまります。
【口中(舌下)での正しい測り方】
- 舌の裏側の一番奥にある中央のスジ(舌小帯)の両側が正しい検温位置です。ここに、体温計の先端があたるようにし、舌で軽く閉じるようにして測ります。
- 測定中は口を開けたり、話したりせずにじっとしたまま測定します。
- ワキの下で測るときよりも、体温が高めになるのが一般的です。
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【耳での正しい測り方】
- プローブカバーを確認します。汚れ、破れなどがあれば交換します。プローブカバーは必ず付けて測ります。(プローブカバーが不用な機種もあります。)
- プローブを鼓膜の方向へ向けてしっかり入れます。いつも一定の向き、深さで測るようにします。
- 入れ方が浅いと、プローブが耳の穴の壁に向いてしまい、正確な検温ができません。耳の奥に正しく向けるには、耳を後方へ軽く引っ張ると、鼓膜に向きや
すくなります。
- 耳が小さくてプローブが入らないときは、耳の奥に向けて入り口をぴったりふさぐように測ります。
- 外耳炎、中耳炎など耳に病気があるときは測らないでください。
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