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JMIF(JAPAN MEASURING INTRUMENTS FEDERATION) 社団法人日本計量機器工業連合会
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健康ってはかれるの?
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● 体温と健康管理

16.どんなときに発熱するの?
 体温は、体温調節中枢によって一定の範囲内でコントロールされていて、正常な状態ではわずかしか変動しないようになっています。ですから、測るたびに値が変化してしまうデリケートな血圧等と比べて、かなり安定したバロメーターといえます。その体温が上昇している「発熱」は、病原菌が体内に入っているなどの異常を知らせてくれる警告なのです。

 人間の身体には、「免疫」という仕組みがあって、細菌やウイルスが入ってくると白血球やリンパ球が食べたり攻撃したりするようになっています。このように、外敵に対して免疫が働くときに、発熱物質ができ、これが脳の発熱機構を刺激して設定温度を上げるため、発熱状態になるのです。ある程度までは、熱が高まることによって免疫機能が活性化されることが分かっています。また、発熱にはいくつかの段階があって、医学的には、37.1〜38.0℃を「微熱」、38.1〜38.5℃「軽度発熱」、38.6〜39.0℃を「中程度発熱」、39.1℃以上を「高熱」と分類しています。しかし発熱というのは、その人の平熱よりもある程度以上高い状態ということですから、同じ37℃でも平熱が36.5℃の人は熱っぽい、だるい等の自覚症状を覚えるでしょうし、逆に37℃が平熱の人は何ともないということになります。体温というのは、それだけ個人差が大きいのです。




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