循環器系専門医のあいだでは「診断室血圧」(白衣性高血圧)と「家庭血圧」という言葉が使われています。 「診断室血圧」とは医師や看護婦が測定する血圧のことで、患者が緊張し、一時的に血圧が上がることがあって、正しい測定値が得られない場合があります。 逆に、患者自身が家庭で毎日測定する「家庭血圧」は、よりリラックスした状態で測定できるため、その値については医師も重要視しています。 ですから、日頃からの健康管理はもちろん、「いざ治療」というときに自己測定の記録を、正しい情報として役立てるためにも、毎日正確に血圧を測定し続けることはとても大切なことなのです。 また、毎日の測定の中で、血圧値に異常や変化がみられた場合は、自分で勝手に判断せず、早めに医師に相談するようにしましょう。
血圧記録表をつけてみましょう
健康管理に血圧記録表を活用しましょう。毎日の血圧を測定し、測定時刻、最低・最高血圧測定値を記録するとともに、身体の状態、服用している薬などをメモしておくと、血圧と体調の関係が分かります。
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