血圧計を正しく使用しなければ、正確な血圧値は得られません。測
定する場合には、まず取扱説明書をよく読んで、使用方法を理解して
から測定を行ってください。ここでは、特に大切な2つのポイントを
紹介しておきましょう。
1. カフ(腕帯)を正しく巻く
カフの装着は、血圧測定の中で最も大切なポイントです。上腕とカフの間にすき間ができないように、巻き終わったあと指が1本入る程度にピッタリ巻いてください。
2. 正しい姿勢で測定する
測定時はいすなどにゆったりと座り、リラックスしてください。
3. 最高血圧プラス30〜40mmHgまで素早く加圧する
加圧しすぎると腕が痛くなり、うっ血を起こします。反対に加圧が足りないと正しい測定ができません。必要最小限、具体的には最高血圧プラス30〜40mmHgまで、素早く加圧することがポイントです。最近市販されている電子血圧計は、加圧値を事前に設定できるものや、ボタンを押すだけで自動的に最適な加圧ができるものがほとんどです。
上腕式血圧計の測定姿勢
心臓の高さに合わせて素肌の上にしっかり巻き、背筋を伸ばして測定します。
|
手首式血圧計の測定姿勢
カフを心臓の高さ(乳頭の位置)に合わせ、測定します。
|
|
|
指式血圧計の測定姿勢
本体底面を胸に軽く押しあて、人さし指を心臓の高さに合わせ、右手で軽くささえます。
|
|
□手首式、指式の血圧計をご使用になる前に
手首や指の血圧測定値は、上腕の血圧の変化をよく反映します。しかし、測定部位と血管の太さの違いから、上腕での測定値との間に差がでることもあります。そのことを踏まえて、“現在健康で、これから健康管理をはじめようという方”もしくは“すでに上腕血圧計をお持ちで、手軽に測定できる2台目の血圧計をご検討されている方”におすすめいたします。
!特にご注意ください
高血圧症、糖尿病、腎臓病、動脈硬化、末梢循環器障害などがある方の場合、手首や指の血圧値と上腕血圧値に大きな差がでることがあります。手首や指の血圧値にご質問のある方はご購入前に販売店へご相談いただくか、先に上腕血圧計を購入されることをおすすめいたします。
|
|